2009年2月 のアーカイブ

クイックマスクとアルファチャンネル

2009年2月27日 金曜日

クイックマスクはPhotoshopを扱う上で、まず最初に覚えなくてはならない機能だと思います。
簡単に言うとマスキングです。触りたくない部分にマスキングテープを貼る機能です。
クイックマスクの使い方は簡単です。ツールバーの一番下のコレをクリックするとクイックマスクモードと描画モードが切り替わります。
描画モードは普通のモード。つまり色塗ったり消したりして画像をいじれるモードです。

090227_s_01.jpg

ショートカットも覚えましょう。というかこっちをメインにした方が作業効率が上がります。[Q]キーです。
クイックマスクモードでは何かを塗るとそこがマスクになります。消せばマスクを剥がすことになります。
クイックマスクモードにしてカラーパレットを見てみましょう。グレースケールになっています。

090227_s_03.jpg

これはクイックマスクモードではグレースケールの濃度でマスキングの割合を決めるからです。黒100%で完全にマスキング。白でマスキングなし。黒でマスキングして白で消す。ということです。その中間濃度を使えばちょっとマスキングしてちょっと消すも可能。
ブラシのフチをぼかしながら描画するとこんな感じで微妙な濃度のマスキングが出来ます。普通のマスキングテープでは出来ない技です。
ちなみに描画モードでは選択範囲を一本の線の境界で表示するので、当然このぼかした選択範囲はうまく表示できません。選択率50%が境界線のボーダーです。

090227_s_04.jpg

チャンネルパレットの一番下を見てみてください。ここにクイックマスクが表示されています。クイックマスクがあるかないかはここで確認できます。
クイックマスクがチャンネルパレットに表示されているということは・・・つまりクイックマスクもRGBモードだと256諧調あるということです。CMYKだと100諧調ですね。というわけでクイックマスクモードにすると自動的に描画色と背景色がグレースケールモードになります。

090227_s_02.jpg

そのチャンネルパレットのクイックマスクをダブルクリックするとクイックマスクオプションが現れます。
「選択範囲に色を付ける」を選ぶとそのまま塗った部分が選択範囲になります。この方が直感的ではありますね。マスクの不透明度も変えられるのでケースによって使いやすいように設定しましょう。
不透明度100%にすると見落としが少なくなりますね。

090227_s_05.jpg

クイックマスクモードでマスクを作成したらそれを保存しましょう。
その保存する場所がアルファチャンネルです。
選択範囲がある状態で(つまり描画モードに切り替えて)
[選択範囲]→[選択範囲を保存]
で保存できます。
読み込む場合は
[選択範囲]→[選択範囲を読み込む]
で読み込むことができます。現在の選択範囲に足したり引いたりも出来ます。

090227_s_06.jpg

これももっと簡単なやり方を覚えましょう。
選択範囲がある状態でチャンネルパレットのここを押すだけです。

090227_s_07.jpg

単純に選択範囲を読み込む場合は読み込みたいアルファチャンネルを選択してここをポチッで。

090227_s_08.jpg

で、選択範囲はもっと簡単にアルファチャンネルをCmd+クリックで読み込めます。
といった感じでクイックマスクを使って画像補正をしていくわけです。
これを覚えればちょっとPhotoshop使えます。と言ってもOKですね。

湯気を入れる

2009年2月26日 木曜日

私は料理の写真を使う時は思わず湯気を入れてしまう。という人はいるだろうか?
主に料理の写真で使用するテクであるが、あたっかそうの他、寒そうにも使えますね。
初音ミクのフィギュアのネギから湯気が出ることは普通はないと思いますが、料理以外で使っても面白いかもしれない。
このテクは重ねて何か入れる時の基本テクです。このテクを覚えておくと応用して色々重ねるときに役立ちます。
描画色が白、背景色が黒をまず確認。普通湯気は白ですよね。当然描画色を緑にすると緑色の湯気が出来ます。背景色を紫とかにすると毒霧みたいになりますね。

090226_s_01.jpg

湯気を入れたいレイヤーの上にレイヤーを作り、作ったレイヤーをダルブクリックしてレイヤースタイルを変更します。レイヤー効果の描画モードをスクリーンにします。
スクリーン以外でもマッチするものがあるので色々試してみましょう。

090226_s_02.jpg
090226_s_03.jpg

クイックマスクモードで湯気を入れたい部分をブラシ等でぼかし気味でマスク。

090226_s_04.jpg

描画モードにして選択範囲を反転。すると湯気を入れる部分が選択できます。さっき作ったレイヤーが選択されてることを確認してから
[フィルタ]→[描画]→[雲模様1]

090226_s_05.jpg

だいたいここら辺まできたら後はお好みで湯気のディテールを調整します。
[フィルタ]→[変形]→[波形]
とかで湯気のウネウネ具合を調整するといいかもしれませんね。
最後に調整レイヤーを入れたりして補正し、レイヤーの不透明度とかレイヤーマスクの塗りを調整して完成です。
髪の毛にホコリが・・・

before
090226_01.jpg

after
090226_02.jpg

カラーネガ現像事始

2009年2月25日 水曜日

050124.jpg

本当に最近はフィルムが高くなりましたね。これも世の流れ。しょうがないですけど、愛用のフィルムがすべて生産中止になってしまい寂しい限りです。特に愛用していたSINBIが逝った時は時代の流れを感じずにはいられませんでした。
しかし、仕事では完全にデジタルになってしまったが、普段はまだまだ銀塩を愛用しています。そこで、やっぱり自分で現像でしょ!
ふとある時「自分で現像したい。」そんな欲望に駆られたことがある写真愛好家は少なくないはずだ。人それぞれ「現像したい」と思う引き金は、勉強のため、コストを考えて等色々あると思うが、インドア派の私の場合、町のDPE屋さんに頼むのが面倒だというのが直接の引き金だ。
とりあえずプリントは敷居が高そうだから現像してみたい。そんなワケでコストは特に考えずに現像に必要な道具を揃えて現像してみた。結果意外とキレイに現像が出来ることが分かった。
自分で現像することが面倒かそうじゃないかは意見の分かれるトコロだと思うが、私の場合はアフターブランチに好きな音楽などを聞きつつ現像の一時を過ごす。という時間が意外と性に合っている気がするので、コレで良しとしてみた。
モノクロ現像よりもなんとなく敷居が高そうだが、とりあえずカラーネガを現像してみよう。まずは現像液等の薬品を揃えます。自分で調合することもちょっと考えたが面倒なことになりそうなのでヤメて、なんとなくヨドバシカメラに行ったらナニワカラーキットNというカラーネガ現像液キットが置いてあったので購入してみた。本当にこんなんで現像できるのかと不安になるパッケージサイズではありましたが・・・
ナニワカラーキットNは二浴式(発色現像液→漂白定着液)で三浴式より行程も少なく意外とキレイに現像できます。他の現像液やキットの値段は知らないが、2,500円ぐらいで購入出来るのでお手軽だと思います。基本的な現像マニュアル付きなので初心者でも安心だ。

<二浴式と三浴式>
1発色現像 → 2漂白定着 → 水洗い → 乾燥(二浴式)
1発色現像 → 2停止(漂白)→ 水洗い → 3定着 → 水洗い → 乾燥(三浴式)

こうやって行程を見てみるとなんだか三浴式の方がちゃんと現像出来そうだが、そこは二浴式のナニワカラーキットNを信じて必要なモノを揃えます。私が揃えたモノは以下の通りです。

  • 富士QW:水洗い促進剤です。こいつを使わないと意外と長いこと水を流しっぱなしにしなければならない。50円ぐらい。水道代を気にする嫁にコレで言い訳をしよう。
  • ドライウエル:水滴防止剤です。フィルム乾燥時の水滴を防止します。ドライウエルを使用しないで乾燥する場合はフィルムワイパーやスポンジで水滴を落とす。弱点はフィルムワイパーと違い自然乾燥なのでホコリ対策をしないとホコリが付きやすい。200円ぐらい。
  • 精製水:水洗いの水はいいとして、各薬品の調合用に水道の水は信用出来ない。500ミリリットルで70円ぐらい。
  • プラスチック現像タンク:LPLのリール2つ付きのモノを購入しました。3,000円ぐらい。
  • ダークバック:フィルムをリールに巻いてタンクにセットする時にフィルムが感光しないように全暗黒で作業するため必要です。大きい方がいいですね。エツミが安かった。2,500円ぐらい。
  • サーモヒーター:温度管理に必要です。森本化成のモノが5,600円ぐらいで購入出来ます。
  • ステンレスボウル x 3:なるべく深めのモノがいいです。お湯を入れその中にタンクや現像・定着液が入ったポリビンを入れて温度管理する。100均で。
  • ステンレス液温計:ステンレスボウルに入れて使用します。プラスチックタンクの温度管理用です。LPLのを購入。ラバーコーティングされて目盛が消え難くなっていました。600円ぐらい。
  • ガラス液温計(30cm) x 2:現像・定着液が入ったポリビンに入れて温度管理します。目盛が焼き付けてあって消え難いモノがいい。300円ぐらい。
  • メスカップ(2リットル)x 5:現像・定着液等を調合したりするのに必要な目盛付きポリビーカーです。各薬品(特に現像・定着液)が混ざるのは御法度です。それぞれの薬品用に用意しよう。300円ぐらい。
  • ポリロート x 4:これがないとこぼれますね。2リットルメスカップにあったモノを購入。200円ぐらい。
  • ポリビン(2リットル)x 2:2リットルづつ作った富士QWとドライウエルを入れます。500円ぐらい。
  • ポリビン(750ミリリットル)x 2:500ミリリットルづつ作った現像・定着液を入れます。300円ぐらい。
  • かくはん棒 x 2:各薬品を調合したりするのに必要です。300円ぐらい。
  • フィルムピッカー:巻戻してパトローネに引込まれたフィルムを出すのに必要です。1,000円ぐらい。
  • キッチンタイマー x 4:時間管理に必要です。100均で250円ぐらい。
  • はさみ:ダークバックに入れるため先の丸い小さいものが便利です。100均で。
  • フィルムクリップ:おもりが付いていてフィルムを乾燥する時にカール防止のため両端に付けて吊るします。400円ぐらい。
  • 水洗いホース:水洗い時に下の方から送水すると良く洗える。100均で。
  • ティッシュとタオル数枚:こぼしたら拭きましょう。100均で。
  • シャワーカーテンとだ円型洗濯ハンガー:こいつでフィルム乾燥時のホコリ防止のための乾燥ボックスを作る。100均で。
  • ネガファイル:仕上がったネガを保存するのに必要です。1,000円ぐらい。ネガシート単品よりも私は整理のことも考えてネガファイルをお勧めします。意外と便利だ。

だいたいこんな感じでいいと思います。約25,000円ですね。レンズ買えるじゃん。とか、600円同時プリント約42回分のように町のDPEとコスト比較するのは精神衛生上悪い方は素直に町のDPEに行きましょう。
決して専用品がベストということはない。大は小を兼ねるを頭に入れて、まずは100均等であるモノを探してみよう。
後はマニュアル通りに薬品を調合し現像すればいいワケです。

今回現像したカラーネガは今は亡きKodak GOLD 200です。で、現像した結果がこの写真です。結果はキレイでかなり満足のいく仕上がりとなった。ネガをCanon CanoScan 9950Fで読み込んでデジタル化しました。
現像・定着液共に30℃で現像し、温度管理に気を使ったのが勝因だと思う。水洗いは20℃がいいらしいが冬場は水道水の温度が低いため1.5倍の時間をかけて水洗いをしてみた。富士QWとドライウェルは温度管理を行わずにそれぞれ規定のQWで1分、ドライウェルで30秒の処理を行った。
以上、町のDPEに行く気力が減少したのは言うまでもない。

T目とY目

2009年2月24日 火曜日

紙に関する重要事項です。
紙の目。当然ですが、目と言っても目ではありません。
紙の流れ目のことです。縦目はT目、横目はY目と表記しています。
紙は抄紙機(しょうしき)という紙を抄く機械でパルプという繊維を一定の方向に流しながら作っていくのでパルプの進行方向に繊維が揃います。繊維の揃っている方向。これが紙の流れ目ということです。
紙の流れ目は紙の切り方によって変わります。
→ → → → → → → → → → パルプの進行方向
 ________
| →→→→→→ |こうやって紙を切ると繊維が紙の長辺に平行に揃う。
| →→→→→→ |これがT目になります。
| →→→→→→ |
| →→→→→→ |
| →→→→→→ |
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 _____
| →→→ |繊維が紙の短辺に平行に揃う。
| →→→ |これがY目です。
| →→→ |
| →→→ |
| →→→ |
| →→→ |
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
紙の見本帳にはT目Y目が表記してあります。
四六判で言うと
788 x 1091(T目)
1091 x 788(Y目)
といった感じで書かれています。
T目の場合は短いサイズが先に、Y目の場合は長いサイズが先になっています。
なんでT目Y目とわざわざ表記しているかというと、この紙の流れ目が紙の特性に直結しているからです。
目と平行に・・・破りやすい・折りやすい・折り目が割れにくい
目と垂直に・・・破りにくい・折りにくい・折り目が割れやすい
という特性があります。
また、湿度によって繊維が膨張したり収縮したりして目と垂直方向に紙が伸縮します。
 ________
| →→→→→→ |↑
| →→→→→→ |↑
| →→→→→→ |伸縮方向
| →→→→→→ |↓
| →→→→→→ |↓
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
で、紙の表と裏の繊維の伸縮の差によって紙が目と平行方向に反ります。
  ________
 | →→→→→→ |
| →→→→→→ |
| →→→→→→ |反り
| →→→→→→ |
 | →→→→→→ |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
表面:伸びる(加湿)→( ←裏面:縮む(乾燥)
表面:縮む(乾燥)→ )←裏面:伸びる(加湿)
と言った感じの特性があるので、この特性を無視して印刷、加工をすると問題になることがあります。
例えば名刺の反りが目立つ。とか、製本したらページがめくりにくいとか。
もちろんこの特性を無視して湿度管理されていない場所で紙を保管していると紙が反ってしまいます。紙の保管にもこの特性は無視できません。
買ったばかりのインクジェット紙が異常に反っていたことはありませんか?
それはこの特性のせいなのです。表裏のコーティングや質が違う等で吸湿量の差があると、表裏の伸縮の差が大きくなる場合があり、さらに反りが大きくなります。
製本では順目(背に対して平行の目)、逆目(背に対して垂直の目)と言いいます。雑誌はページがめくりやすい、つまり背に対して平行に紙が折り曲げやすい順目になっていることが多いです。
この紙の特性は当然、紙の種類によって違いがあります。
紙によってはものすごく反りやすかったりするのですが、昔よりだいぶ改善されてきています。

レターオープナー

2009年2月23日 月曜日

090223.jpg

MACH ART レターオープナー レッド MA003R

マイクロメータと並び机の上に置いてあるもので意外とよく使うもの。
ドイツのデザイン。
使いやすいのはいいのだが、紙と接触する部分が結構早めにガリガリになる。もうちょっと固い素材で作ってほしかったな。
あ。でもこのガリガリがかえっていいのかな?